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現場BCP防災研修を行いました

高知港湾・空港整備事務所様、高知防災プロジェクト様のご協力で、高知港三里地区防波堤(東第一)工事(その(1))の現場で防災BCP研修を行いました。高知港湾・空港整備事務所川瀬様から高知港海岸「三重防護」の概要、高知防災プロジェクト山崎様から現場周辺(十津地区)の被害想定と津波避難の原則や考え方についての講話がありました。

その後は進行の石川様より逃げ地図についての説明を受け、3班に分かれて逃げ地図作りを行いました。地図にハザードマップを見ながら浸水地域を書き足し、避難場所から徒歩での所要時間の分かる線を色鉛筆で塗っていきます。地図を作製する過程で気付いたことやどのような問題があるか予想し、話し合いながら進めていきます。

地図上でシミュレートした避難道を実際に地図を片手に現場から歩いてみました。現場すぐ近くの避難場所が何らかの理由で避難できなかった場合を想定して、十津地区の避難所である十津小学校をゴールに避難を開始しました。ゆっくり歩いて24分で到着しました。道中気付いたことや想定外の事が起こる可能性について話し合いました。現場から避難道へ行くまでに交通量のある道路を横断しなくてはならず、信号が使えなくなった場合に渡れるのか、ブロック塀が倒れそうな道がある、近い避難場所でも海の方向に向かって避難するのは抵抗があるなど、気付いたことを発表しました。今回のBCP研修を通して、改めて命を守る防災のあり方、考え方が心に残りました。それぞれが手を動かし、足を動かして考えることにより具体的なイメージを持つことが出来たと思います。大変有意義な時間を提供して頂いた、高知港湾・空港整備事務所様、高知防災プロジェクト様、大変暑い中ご参加いただいた十津地区防災団体関係者様、そして今回の研修に際しまして会場を無償で提供して頂きました北村商事株式会社様に感謝申し上げます。